2025年6月7日
【ニホンイシガメの産卵時期と購入ガイド】ハイカラー個体の注意点も解説！
ニホンイシガメの産卵時期はいつ？梅雨入りが合図
ニホンイシガメの産卵時期は、一般的に梅雨入りの頃が目安とされています。私の飼育経験でも、6月頃の湿度が高くなる時期に、産卵行動が見られることが多くなります。
梅雨は、自然界の多くの生き物にとって産卵に適した時期。雨や曇りの日が続くことで地中の湿度が安定し、産卵に最適な環境が整います。
例えば、シュレーゲルアオガエルやモリアオガエルといったカエルたちも梅雨の到来を感じ取り、泡状の卵を一斉に産みはじめます。
ニホンイシガメも気圧や湿度の変化を敏感に察知し、産卵場所を探しはじめるようです。
ハイカラーのニホンイシガメを購入する前に知っておくべき注意点
最近ではネット通販などで、「ハイカラーイシガメ」や「ハイイエローイシガメ」「ハイトーンイシガメ」と呼ばれる、色鮮やかなニホンイシガメの販売が増えています。
見た目が美しく、特に飼育初心者や若い世代に人気のある個体ですが、購入の際には注意が必要です。
爬虫類の購入には「動物取扱責任者」による対面説明が義務
日本国内では、ニホンイシガメを含む爬虫類を購入する場合、動物取扱責任者による対面での説明が法律で義務づけられています。
この「対面販売の義務」は、動物愛護法に基づく重要なルールです。
しかし、以下のような違法またはグレーな販売方法が横行しているのが現状です：
- 書類のみを郵送し、説明したことにしてしまう
- 「研究用」や「生餌用」として販売し、規制を逃れる
- 実際とは違う個体に対して同意書を使い回す
こうした方法で購入すると、思っていた個体と違っても返品・返金ができないなどのトラブルになる可能性があります。
環境省によるルール
信頼できる販売者から購入を
私のところでは、どんなに遠方のお客様でもご来店いただき、対面でしっかりと説明を行ってから販売しています。
これは、お客様に安心していただくためだけでなく、ニホンイシガメという貴重な生き物の命を守るためでもあります。
まとめ：ニホンイシガメを正しく理解し、安全に迎えるために
- ニホンイシガメの産卵時期は6月頃、梅雨入りが目安
- 気圧や湿度の変化により、自然の中で産卵行動が始まる
- 「ハイカラーイシガメ」など色変個体の購入は人気だが注意が必要
- 対面説明を受けない購入は違法・トラブルの元になる可能性がある
- 信頼できるショップ・ブリーダーからの購入をおすすめ
