トイプードル17歳🐾 「もう一度、歩かせてあげたい」みるくちゃんの介護カート製作日記

トイプードルの「みるくちゃん」🐶ご家族の願いから始まったカート製作

トイプードルのみるくちゃんがご家族と一緒にご来店されました。
みるくちゃんは17歳。高齢のため、最近はほとんど寝たきりの生活が続いているとのことでした。

でも、お話を伺うと、身体をそっと支えてあげると足をバタバタと動かす様子があるそうで…
「自分で歩きたい」という気持ちは、まだしっかり残っているようでした。

ご家族からは「もう一度、少しでもいいから歩かせてあげたい」という優しい願いがあり、
私たちもその想いに応えられるよう、すぐに介護カートの製作に取りかかることになりました。

🛠️ できるだけ早く、心をこめて製作開始

「一日でも早くのせてあげたい」──その気持ちは私も同じです。
スケジュールとにらめっこしながら、翌日のお渡しを目指して、すぐに作業に入りました。

深夜までかかりましたが、なんとか仮組みのフレームが完成。
少しでも早く、みるくちゃんの助けになれますように…という気持ちでいっぱいでした。

仮組フレーム
仮組フレーム

🎀 身体にぴったりのカートが完成しました!

翌日、トイプードルの「みるくちゃん」体に合わせて細かい調整を行い、
ついに介護カートが完成しました!

まずは、ご飯とお水がきちんと食べられるか確認。
みるくちゃん、しっかりとカートに乗ったまま、おいしそうにご飯を食べてくれました。
食器の位置もちょうど良さそうで、安心しました。

🚶‍♀️ 「みるくちゃん、歩いた!」…感動の瞬間です

次は、カートに乗って歩けるかどうかのチェックです。※足長トイプードルは干渉しないか要注意
足がタイヤに当たらないように調整しながら、そっと見守っていると…

なんと、みるくちゃん、自分の力で少しずつ前へ進んでくれました!
「歩けた…!」
その瞬間、ご家族の目にも喜びと驚きがあふれていて、私たちにとっても忘れられない時間になりました。

🍀 カートが変える、ワンちゃんと家族の暮らし

今回のカートにはオムツが装着できる工夫もしてあるので、排泄のケアも安心。
床を汚す心配もなく、オムツかぶれも防げるようになっています。

なにより、これまで寝たきりだった生活から、
カートに乗ることで“身体を起こした生活”に変わります。

・ごはんが自分で食べられる
・お水が飲める
・転倒せずに歩く練習ができる
・そのままお昼寝もOK

トイプードルの「みるくちゃん」生活がラクになるのはもちろん、
ご家族のお世話の負担もぐんと減るんです。

オムツ取付
オムツ取付
オムツ取付
オムツ取付

🧘‍♀️ 歩けるようになるために、大切にしたこと

私が普段から大切にしているのは、カートに乗った時の姿勢です。

  • 前足はしっかり床につくこと
  • 後ろ足は、つま先が床に少し触れるくらいの高さにすること

この姿勢にすることで、ワンちゃんが自然と「背伸び」をしようとし、
背骨が少しずつまっすぐになっていくんです。

また、食器の位置を少し前に置いてあげると、首を伸ばして食べる姿勢になり、
さらに背筋がのびてきます。

それともうひとつ、「そっと見守る時間」も大事。
介護カートに乗っている間は転倒の心配も少ないので、少し目を離してみるのもアリです。
「構いすぎない時間」が、ワンちゃんにとって自分で動こうとするキッカケになることもあります。

📩 うれしいご報告をいただきました!

納品のあと、ご家族からとてもうれしいご報告をいただきました。

「みるくが歩けるようになって、表情が変わったんです」
「寝姿にも変化があって、背中の丸まりも少し改善してきたようです」

そう言っていただけたとき、本当に嬉しかったです。
みるくちゃんのがんばりと、ご家族の愛情の力だと思います。

みるくちゃん
みるくちゃん

ワンちゃんの体調の変化は、ある日突然やってくることもあります。
「まだ大丈夫かな…」と思っていても、少しでも気になることがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。

私たちは、ワンちゃんとご家族が少しでも笑顔で過ごせるように、
ひとつひとつ心を込めて対応しています。

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