トイプードル老犬介護カート製作
17歳のトイプードルに、無理なく安心できる介護カートを
若い頃は元気いっぱいで、どこへでも飼い主さまとお散歩に出かけていたという17歳のトイプードルちゃん。
年齢を重ねて筋力が落ちてきたことで、最近では足取りがふらつき、
思わぬ怪我をしてしまわないか心配されていました。
「なんとかこの夏も元気に乗り越えてほしい」
そんな飼い主さまの思いを受けて、今回の老犬介護カート製作がはじまりました。
トイプードルの筋力低下を支えるカートづくり
トイプードルも高齢になると、腰や首を支える筋力も弱ってきます。
今回のカートでは、無理なく体を預けられるように、
身体の支え方に特に気をつけて製作を進めました。
前脚や胸をやさしく支えるには、これまで使い慣れてきたハーネスを活用するのが一番安全。
これにより、飼い主さまも安心してカートに乗せることができます。

簡単で安心だから、自然と笑顔のトイプードル
介護カートに乗るのはワンちゃんにとっても最初は緊張するものです。
ですが、無理のない姿勢で固定できると、自然とお顔がほころびます。
カートに乗ったままおやつやミルクを自分で口にしてくれるのは、
飼い主さまにとっても大きな喜びです。
さらに、排泄の心配も減らせるように排便用のパッドを車両に取り付けました。
床を汚さず、いつも清潔を保てる小さな工夫です。

増える出張組付けの理由とこれから
犬用車いすや老犬介護カートのご依頼は、ここ数年で本当に増えてきました。
特に高齢犬の場合、遠くの店舗まで連れて行くのは大きな負担になります。
そのため、最近では出張組付けのご依頼が多くなっています。
事前に写真や動画で細かく打合せをし、
その子に合わせた仮組のフレームを作って現地に伺えば、
当日にスムーズにお渡しすることができます。
スマホで気軽に様子を送っていただける時代になったことで、
遠方の飼い主さまにも安心してお任せいただけるようになりました。