老犬介護カートの出張製作|ご注文から完成までの流れ
老犬介護カートの出張製作|ご注文から完成までの流れ
ワンちゃんの身体の状態に合った介護カートを製作するためには、まず生活環境と身体の状態を把握することが重要です。
以下のような情報を事前にご確認・共有いただいています。
- 年齢・性別・犬種・体重など、ワンちゃんの基本情報
- 不自由になった時期や症状(例:前脚、後脚、首、腰の麻痺や前庭疾患、DMなど)
- どのようなタイプの介護カートが必要かのご相談
- 費用のお見積もりと完成までの日数のご確認
- 製作の流れ(店舗での採寸・仮組・組付け、または出張製作のご相談)
遠方にお住まいの方には、写真や動画を使ったやり取りや、電話・メールでの打ち合わせを行い、採寸表をご自身で記入していただく形で仮組フレームを製作。その後、ご自宅にて出張組付けを行い、1日で完成させることも可能です。
製作事例のご紹介|静岡県のたいせいくん
先日、静岡県よりご依頼いただいた柴犬の4輪介護カートの事例をご紹介します。
飼い主さまは女性で、ワンちゃんを抱きかかえてカートに乗せることは大変だと考えました。
そのため、抱きかかえずにカートに乗せられる構造が必要不可欠。
今回は、着用型ハーネスをフックにかけるだけで簡単にセットできる設計にしました。
これまでの製作実績をもとに、画像を使って採寸をお願いし、やり取りもスムーズでした。
注文から製作までの手順
現在の身体の状態など画像で打合せ

遠方による出張組付けのため、飼主さまによる採寸



採寸が不安な場合はメジャーを合わせながら画像を一緒に送っていただきます。

採寸表に合わせて仮組フレームを製作します。


仮組フレームを持って静岡まで出張組付けにお伺いしました。

ネット購入との違いと、リペアの重要性
こちらの飼い主さまは、今回が2台目のカート購入でした。
初回はネットで安価な製品を購入されたそうですが、
- サイズが合わない
- 組み立て説明が分かりにくい
- 身体の変化に対応できない
といった問題があり、使い続けることができなかったとのことです。
確かに、ネット購入でぴったり合う製品が見つかることもありますが、非常にまれです。
さらに、ワンちゃんの身体は日々変化するため、リペア対応ができることが何よりも重要です。
オーダー製品であっても、「売って終わり」では意味がありません。
製作してからが、本当のお付き合いの始まりだと私たちは考えています。