2026年1月27日
冬眠中のニホンイシガメを観察して感じたこと
ニホンイシガメ冬眠「必要性」や「水中か陸地か」で迷う方も多く、実際に多くのお問い合わせをいただきます。
そのため、今回は私見ではありますが、実体験をもとに冬眠と飼育環境についてまとめます。
ニホンイシガメに冬眠は必要なのか?
しかし、すべての個体に冬眠が必須というわけではありません。
一方で、繁殖や自然な生活リズムを考えると、冬眠が重要な役割を持つことも事実です。
冬眠させるための屋外飼育設備と準備
まず、私のメイン設備は120L水槽4基と350L貯水タンクを使用しています。
また、濾過装置を設置することで、水質の安定を図っています。

なお、具体的な冬眠方法については
👉「ニホンイシガメの冬眠方法」
をご確認ください。
水温低下で自然に冬眠へ移行する理由
そのため、無理に冬眠させる必要はありません。
ニホンイシガメは水温が下がることで、自然に冬眠へ移行します。
ただし、12月中旬でも気温や水温によっては、陸地に上がり甲羅干しをする場合もあります。
※強制的に落葉を入れて蓋をする方法は危険です。

冬眠は交尾と産卵のスイッチになる
一方で、冬眠は繁殖行動にも大きく関わります。
成熟したアダルト個体を同居させることで交尾し、陸地で産卵しますが、スムーズな交尾には準備が必要です。
また、多くの水生生物は水替え刺激でオスのスイッチが入ります。
しかし、私が交尾を確認した多くは冬眠時期で、メス側にも何らかのスイッチが入る可能性を感じています。
冬眠中でもニホンイシガメは動いている
しかし、冬眠=完全に動かないわけではありません。
実際に水槽を観察すると、水中ではオスがメスにアタックする姿も見られます。
そのため、生存確認としても、過度に心配する必要はない状態と言えます。
冬眠は水中か陸地か?両方試した結果
私は、水中冬眠・陸地冬眠の両方を試しました。
しかし、交尾を重視するようになってからは、水中冬眠を選んでいます。
ただし、3歳までの若齢個体は冬眠させず室内飼育しています。
また、高齢個体については、リスクも理解した上で判断しています。
冬眠中に特に注意しているポイント
そのため、冬眠中は以下の点に注意しています。
- 水槽内の凍結防止
- 濾過装置のトラブル対策
- 身を寄せられる代用品の設置
一方で、落葉はポンプ詰まりや水質悪化の原因になるため使用していません。
落葉冬眠で注意すべき危険性とは
しかし、強制的に落葉を入れて蓋をする方法には注意が必要です。
肺呼吸が必要な時期に浮く場所がないと、溺死の危険があります。
また、落葉の灰汁抜きが不十分だと、水質悪化に直結します。
水の循環がない環境では、腐敗のリスクも高まります。
冬眠中の生存確認で絶対に避けたい行動
もし不安になって生存確認を行う場合でも、
いきなり水から出す・水槽を替えることは最も危険です。
環境の急変こそが、冬眠中のニホンイシガメにとって最大のリスクになります。