2025年11月27日
✨ニホンイシガメの飼育と水カビ対策
ニホンイシガメの水カビ病について、相談が増えています。
今期の子ガメたちも、水槽の環境に慣れてきました。
しかし、自然素材を使う飼育では注意点もあります。
そこで、今回は水カビ対策をまとめました。
■ニホンイシガメのベビーで起きやすい問題
まず、自然素材の使用でトラブルが起きます。
河原で採取した石や流木には、菌が付着します。
さらに、見た目が自然でも環境は別物です。
また、水槽は自然と違いバランスが不安定です。
そのため、水カビが出やすくなることがあります。
■自然環境の再現はとても難しい理由
一例ですが、今流行の綺麗な水槽テラリウムでも、
実際に自然の中で見る苔の色や輝きは全く違います。
まず、苔の色は自然のまま保てません。
次に、空気や湿度が自然と大きく違います。
さらに、自然の微生物バランスは再現不能です。
また、水槽内では苔もすぐ変色します。
つまり、完璧な自然環境は作れません。
■水カビが発生しやすい飼育環境とは？
この時期の飼育環境を見ると、
まず、水温が下がるとヒーターを使います。
その結果、水温が上がり餌食いが良くなります。
しかし、残餌が増えて水質が悪化します。
さらに、水温25度では水カビが増えます。
また、自然素材のカビが増殖することもあります。
■水温管理で水カビを抑える方法
まず、水カビは30度で増殖しにくくなります。
さらに、高めの水温で個体の動きも活発です。
次に、体温上昇で腸内環境も整います。
そのため、よく食べて体力がつきます。
また、活餌は免疫向上にも役立ちます。
結果として、水温管理が重要になります。
■水カビ病のリスクと早めの対策
まず、完治には時間がかかります。
とくに、治療は2週間から1か月です。
さらに、悪化すると餌を食べません。
その結果、命に関わることもあります。
だからこそ、環境の見直しが必要です。
■まとめ
まず、自然素材の使用は慎重に行います。
さらに、水温管理で水カビを防ぎます。
また、日常の観察がとても大切です。
小さな変化に気づくことで守れる命があります。
